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アニマルレイキな日々

希望のアニマルレイキ 六車多鶴子(プラクティショナー)

10/20/2019

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はじめに
 昨年(2018年)12月、主人と私はアニマルレイキをしながら16歳の愛猫リオを看取ることができた。アニマルレイキは心にも体にも送ることができる。そして時間や空間も超えられるのでいろいろな時に使えるすばらしいヒーリング方法だ。中でもこの看取りにおけるアニマルレイキは、リオという存在と私たちという存在が向き合い交差する、とても深く貴重な時間を与えてくれた。
 ここにその体験と共に、リオとの最後の数か月間で得たいくつかの気づきをシェアしたい。
 
リオについて
 リオは2002年秋に我が家にやって来た。その年の春に私の母が亡くなり、私を元気づけるために主人が神戸の保護団体からもらってくれたのだ。5~6カ月で来たと思うが、小さなリオが私にとっては母親代わりで、母に甘えるように柔らかいリオに甘えてきた。その後の父の介護や死、また家庭のいろいろな問題など、リオのおかげで乗り越えられたことがいくつもある。
 そんなリオがちょうど16歳になった5月頃から調子を崩し始め、好調と不調の波を繰り返した。下の図はリオの体調の変化をグラフ化したものである。血液検査の電解質の数値をもとに作成している。老化により腎臓の状態自体は良くなかっただろうが、数値がよいとき(グラフの山)は食欲もあり今まで通りに元気に過ごした。数値が悪いとき(グラフの谷)は嘔吐(大量の水分)、食欲不振、体重減少、脱水が起こった。
 処置としては状態に応じて皮下点滴、カリウムの服用、吐き気止めの注射。10月にはバイオレゾナンス療法とレヨタブの服用も併用した。
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気づき1~飼い主のあり方~
  • 飼い主の意識と動物の自己治癒力
アニマルレイキは動物たちの自己治癒力を助ける。けれども、そこに飼い主の「心配」の意識が入ってしまうと、気持ちのいいはずのアニマルレイキが痛いものとなり、かえって治癒力を下げる波動を送ってしまうことになる。
私もはじめリオの腎臓がかなり悪くなっているのを知らされた時、非常に心配した。「この年齢で腎臓の数値がこんなに悪かったらもうだめだ。」「薬を飲めなければ治らない。」「このまま悪化して死んでしまったらどうしよう。」するとリオの腎臓の数値は短期間にさらに悪化した。
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そこで私はペットサイン田村先生の「病気の特別講座」の動画を見た。「病気や治癒にも階層がある。時間や因果関係にとらわれる階層の上に、症状や経過に関係なく治れと言えば治る階層がある。」という話を聞いて、私も「何かをしなければ治らない。」と考えるのではなく、「リオは今から若返っていいし、腎臓が治癒したっていい。奇跡はリオに起きていい。」と考えよう。「最終的にはリオが決めることだ。私が先に勝手にストーリーを作って悲観的なるのはやめよう。」そう決めると、見え方が変わってリオの身のこなしが実はまだまだ軽やかなのに気づいた。そしてリオは本当に回復し若返ったようになった。
リオの体調のグラフで、谷から山へと調子を上げるのは、リオの自己治癒力にほかならない。谷のときにはほぼ何も食べず薬もほぼ飲めない。にもかかわらず、回復していく。リオ自身の驚くべき治癒力だと思う。何度も不調になったが、何度も回復した。9月には獣医さんに「ひどい状況になっても立ち直って、この子は本当にすごいなあ。」とほめてもらった。でももし、私が最初の思いのまま心配し悲しみ続けていたら、リオはこのように回復できなかったかもしれない。飼い主の意識がどれほど重要かを学んだ。

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  • 点滴をめぐって
飼い主の意識が影響を与えると感じたものがもう一つある。点滴だ。リオの脱水を予防するため、家でも定期的に皮下点滴ができたらいいと思った。ところがいざやってみると、私は皮に針を刺す感覚になじめず、おろおろして迷いが生じ、でもできなければだめだと義務感ばかりで結局リオに逃げられてしまう。主人に頼むと、主人は思い切りよく針は刺せるのだが、リオがちょっとでも抵抗しスムーズに進まないとイライラして怒ってしまう……というわけで、飼い主のエゴだらけの点滴になってしまい、結果的になかなかうまく液を入れられなかった。
ちょうどその頃、福井先生がリオとアニマルコミュニケーションをして下さる機会があった。リオは「点滴はイヤだ。体としてはよくなるけど、気分がイヤ。点滴の場所自体もイヤになる。病院のほうがいい。」と言っていた。
点滴がリオにとって必要なプラスのものであっても、そこに飼い主のエゴや不要な意識が入るとストレスを与えてしまい、結局差し引きすればかえってマイナスにもなりかねないと気づいた。それ以降、点滴は病院でしてもらうことに決めた。点滴前にあらかじめ針を刺されるであろう場所にアニマルレイキをし、点滴後も入った液体が体に吸収されるようにアニマルレイキをした。
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1) アニマルレイキと直感力
 点滴についてはまた別の問題があった。一つはいつすればよいのかということ。今日がいいのか明日がいいのか、何日おきがいいのか……。通院するというストレスもなるべく減らしたかった。もう一つはいつまですればよいのかということ。「生き物は最期は枯れるように死んでいくのが理想的でらくでもある。本当に悪くなったら点滴も入らなくなるし、無理に入れるのは生き物にとって辛い。」という話を聞いて、その時が来て「もうリオには点滴はいらない」という決断を私ができるだろうかと不安になった。
 でも、福井先生の「アニマルレイキをしていたらそれは直感でわかるはずだ」ということばを聞いて、自信をもって自分の直感に従えるようになった。アニマルレイキがなかったら、最後まで病院に何とかしてほしいと頼っていたかもしれない。
 
 
 
リオとバイオレゾナンス治療
 体調を崩しても何度も回復してきたリオだが、10月に入って何も食べられない日が続き、点滴や吐き気止めの注射をしても効果なく、よだれが出始め水もうまく飲めなくなってしまった。そこで初めてバイオレゾナンス治療を受けた。福井先生より「膵臓や肝臓、小脳に感染がある。かなり弱っている。感謝して過ごすように。」というお話があり、リオの様子からうすうす気づいていたので、いよいよその時が来たのかと半ば受け入れた。でもやはり、もう治るとか治らないではなく、ただもう少しだけリオとの時間をゆっくり過ごしたいとひたすら祈った。すると、たくさんトリートメントをしてくださったおかげもあり、翌日には好転する予感がし、なんとその3日後には本当に回復し、1週間は何も食べられなかったのに食欲も急に元通りになった。
そしてそれからの1カ月はリオにとっては最後の好調期となったのだが、本当に安定し、私もリオの体の回りから元気なエネルギーが出ているのを感じた。リオは以前から好調な時は家の周りを散歩したが、その頃は一日に何度も外へ行き、それまでゆっくり歩くだけだったのが、小走りに走ることさえあった。
 バイオレゾナンス治療によって、まさに奇跡のような時間をもらえたと感謝している。
 

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気づき2~リオをとりまく自然の力
 リオに付き添って家の周りを散歩した時間は本当にかけがえのないものだった。リオと一緒に風に吹かれるだけで幸せだった。リオも外に出て地面に足をつけるといきいきしていた。小さな花、草、虫、鳥、石、雲、山、空、光……リオのおかげで、普段見過ごしてしまっていたものたちの美しさを目にとめることができた。
 リオはそれらすべての自然からエネルギーをもらっていたと思う。そして人からも。近所の人、観光客、親子連れ、中高生、見知らぬ人でも散歩中のリオに優しいことばをかけてくれた。写真を撮ってくれた外国人もいた。おかげで私も新しい人とのつながりができた。みんなの笑顔がリオに力を与え、また同時にリオもみんなを癒していた。
 そこでふと感じたのは、私とまわりの自然の関係がよくなれば、自然もリオに優しくしてくれるのではないかということだ。例えば、リオが寝転んでいる地面の小さな数々の石。よく見ればいろいろな色があり形がある。私がそれを意識することでそこに私と石との関係が生まれる。その関係がよいものであれば、きっと石はリオにもよい働きをして助けてくれる。そのように全てはつながっている。そう考えると小さな石の一つ一つもとても愛しく感じられ、とりまく自然や「場」にアニマルレイキをすることもとても大事なことなのではないかと気づいた。
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アニマルレイキで看取るということ
 12月に入ってしばらくすると、リオの調子がまた落ちてきた。今回は今までになく足腰の弱りを感じ、また横になっていても妙に目がらんらんとして体に緊張があった。ただ、ちょうど11月に猫レイキウェビナーを受けたことで私のアニマルレイキが深くなり、アニマルレイキを始めるとリオがリラックスして深い眠りに入っていけるようになったのはありがたかった。
 亡くなる前日から、またよだれが出始め、水も飲まなくなった。小さなひきつりが時折みられ、その回数が次第に増えていった。たくさんアニマルレイキをしながら、リオのことを考えれば考えるほど、ベクトルの向きが反転して私自身が問われている気がした。生とは、死とは、命とは、存在するとは、人間とは、そしてつまり私とは何か。最も根源的な問いに直面させられた。突き詰めて考えれば考えるほど以前なら怖くて狂いそうだったが、リオのそばにいると大きなものの力を感じ、今はリオのために最善のことをしているという自信と信念をもってアニマルレイキをすることが大切なのだと思った。
 次第に弱っていくリオを見ていたとき、リオからメッセージが来た。「体(物質)はこれからどんどん変化していくけれど、それにとらわれずエネルギーとして感じてほしい。」というものだった。リオのエネルギーはしっかりしている。実は前日に三回目のバイオレゾナンス治療を受けていた。その時も波動的にはよいと言われていたことを思い出した。そういうものなのだなと思った。
 夕方になってもリオが部屋の隅のあまりに寒いところにいるので、場所を変えようと主人とリオの体を起こしたときに容態が急変した。最期なのだと感じ、「もう楽になっていいんだよ。」ということばが自然に口から出た。そしてあとは感謝しかなかった。「リオがいてくれたからここまでこれた。ありがとう。」するとリオもニャーと返事をし、握っていた私の手をその肉球で握り返してくれた。リオも「ありがとう。」と言ってくれたのだと思う。主人も実はアニマルレイキができる。福井先生と以前にお目にかかったときにできるようにしてもらっていたので、二人でアニマルレイキをしながらリオの最期を看取った。それは、いつ亡くなったのかもわからないほど、とても静かで穏やかな最期で、まさに枯れるような自然な死だった。
 

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おわりに
 16年前、リオが来たきっかけは母の死であったことを述べたが、その時私は母をしっかり看取ることができなかった。末期がんで、でも入院することを拒否し実家で寝ていた母。私が薬を飲ませたときに呼吸困難が起きた。今ならじっとそばにいたらよかったと思うが、その時はパニックになって、救急車を呼んだり近所の主治医を呼びに行ったりするうちに、結局母を一人で逝かせてしまった。要するに私は怖くて逃げたのだと思う。そのことにずっと罪悪感を抱いてきた。
 でも、今こうしてリオを看取ることができたのは、リオが16年という歳月をかけて私をここまで導いてくれたからだ。リオがいたから、動物のことやヒーリングに興味を持ち、紆余曲折を経てペットサインやアニマルレイキにたどりついた。リオの死は私にとって(もしかするとリオにとっても)、それまでのステージの卒業証明書のような気さえする。そういう意味でもリオは第二の母なのかもしれない。
 リオは最後に「物質にとらわれるな」と言った。確かに目に見える有限の世界と目に見えない無限の世界があるのだろう。無限の世界に本質があるのかもしれないが、でもこの限りある世界だからこそリオの柔らかさに甘え、たくさんの美しい時間を共に過ごせたのだ。物質であることのすばらしさや愛しさを改めて感じる。
 ところが、そんなにすばらしい世界にいるのに、私たちは日常生活の中ですぐにそのことを忘れ、目の前の雑事にとらわれてしまいがちだ。動物と暮らして時間と空間は共有できていても、どれほどしっかり向き合えているだろうか。あるいは自分自身とさえ向き合えていないことも多い。
しかしアニマルレイキをすれば、少なくともその時間はお互いの存在、あるいは自分自身という存在を認め、感じ、向き合うことができる。アニマルレイキを学んでいてよかったと思う。これからもリオが教えてくれたこと、今回の体験を生かし、アニマルレイキ・プラクティショナーとして活動していきたい。

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    福井利恵
    ​アニマルレイキ協会代表理事

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